そこで今回は、私たちの人生において非常に重要な「健康寿命」について考えていきたいと思います。
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これらのお悩みは、実は健康寿命に大きく関わる自律神経の乱れが原因かもしれません。
健康寿命とは、介護を受けたり寝たきりになったりせず、自立して生活できる期間のことを指します。単に長生きするだけでなく、いかに健康で自立した生活を送れるかが重要なのです。
厚生労働省の2019年の調査によると、日本人の健康寿命は男性72.68年、女性75.38年となっています。平均寿命と健康寿命の差は、男性で約9年、女性で約12年あり、この期間をいかに短縮するかが課題となっています。
人間は120歳まで生きられるという説もありますから、長生きするなら少しでも健康な状態で年を重ねていきたいものですね。
健康寿命が短いと、介護が必要な期間が長くなり、本人だけでなく家族の負担も増加します。また、医療費や介護費用の増大は社会的な問題にもつながります。
これから更に少子化が進んでいくと、老々介護はますます増え、社会保険の負担増も深刻化していきます。医学が進歩し、これまで治せなかった病気が治るようになったのに、長生きできる世の中に希望がないのでは意味がありません。
健康寿命を縮める主な原因として、食事・排泄・運動・睡眠・ストレスの問題が挙げられます。実は、人間の体でこれらの機能を司っているのが自律神経です。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、主に消化・吸収・排泄・呼吸・循環・睡眠など人間が生きる上で基本的な機能を全て担っています。
当院で行っている鍼灸治療は、この自律神経の働きを整えることで健康寿命を延ばすことができます。鍼灸治療によって内臓、筋肉、骨格のバランスを整え、身体が本来持っている「治す力」を高めていきます。
当院では、「一病多因」の考え方で、様々な角度から体の不調にアプローチしています。
健康寿命を延ばすことができれば、どのような未来が待っているでしょうか。
ある程度の年齢になると、病院で「歳だから仕方がない」と片付けられてしまうことがあります。しかし、私はそうは思いません。
今の自分の身体は生涯使っていくものであり、車の部品のように古くなったら取り替えるということは簡単にはできません。だからこそ、日々の生活で自分の身体を大事に扱うことが健康寿命を延ばすには不可欠です。
ただし、健康であることは楽しい人生を送るための手段であり目的ではありません。健康のために厳しく制限をかけて窮屈な生活を送ることは本末転倒です。
月に1回程度、自分の身体をメンテナンスしながら、生活習慣はそこそこ頑張る。そんなのびのびとした生活を送ってもらえたらと思っています。
当院では、患者さまとの二人三脚で「今できること」に取り組み、自分の身体を根本から見直す機会を提供しています。様々なアプローチで患者さまの「健康」への道を考え、提案の多い治療院を目指しています。
めまい、耳鳴り、メニエール病、突発性難聴、鼻炎、のぼせ、ふらつき、疲れが取れない、倦怠感、胃腸障害など、自律神経の乱れで起こるさまざまな不快な症状でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
健康寿命を延ばし、自分らしい人生を最後まで楽しむお手伝いをさせていただきます。