記録していくことでツラくなることもある

2016年6月7日

 

初診の患者さんはいちばん初めに
いろいろとお話をお聞きしています。

忘れるといけないからとおっしゃって
メモ書きを渡してくださる方が
けっこういらっしゃいます。

例えば、

病気がいつから始まって、
○○病院に行ってメチコバール、
イソバイド、アデホスを処方されて
2週間飲んで
それまでに何が起こっていたか
一日一日、一日の中でも
朝、昼、晩に寝ている間などのことを
詳細に教えてくださいます。

自分だけがこんなにつらい思いをしていて、
家族や周りの人などにはわかってもらえないという
疎外感を感じて孤独でつらい状態で
自分と病気に対して戦っています。

日々の日記の内容がいつのまにか
闘病日記になっていたりした。
とお聞きすることもあります。

読み返すとツラく悲しい気持ちになるとも
教えてくださいます。

症状が少しでも変わってきたら
周りにいる人があなたの精神状態が
落ち着いたのを見計らって、
こっそり「わたしもそうなのよ」
と声を掛けてくださることもお聞きします。

実はひとりで戦っているのではないと
少し肩の重荷が軽くなるかたを多くみてきました。

たけちはり灸院では、治療が終わった患者さんから
患者様の声」として闘病日記からの経過報告を
ご協力していただいています。

これを読んでいただくことによって
私だけじゃないんだとも思うことができると思います。

治療が進み快方に向かい始めるとパタリと
闘病メモを取らなくってなってしまう方も結構な割合でいます。

からだに変化が少しでも起こり始めると
気持ちの面では大きく変化していきます。

記録を取り続けることも大事ですが、
ときに自分を苦しめてしまうことも
ありますのでほどほどにお願いしますね

 

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