からだがバランスを取る仕組み

2014年9月22日

からだのバランスを取るところは実は耳にあります。
耳には

「音を集める」「音を聞く」「平衡感覚を保つ」「気圧の変化を調節する」

などの働きがあります。

このうち、「平衡感覚を保つ」というのは、

身体のバランスをとるという役割は、

内耳の前庭で三半規管と耳石器がその働きを担っています。
三半規管は、前後、左右、横方向のそれぞれの回転方向を感知し、

その情報を大脳に伝えます。
耳石器は、水平方向と垂直方向の身体の傾きを感知するための器官で、

同じように感知した情報を大脳に伝えます。
このことは前回の「三半規管ってよく聞くけど」 にも書きましたね

このように、人は身体の回転を感知する三半規管と、

身体の傾きを感知する耳石器が正常に作動することによって、

身体のバランスをとることができています。
この働きを担う器官のどこかに異常があったり、

脳に異常があったりすると、

身体のバランスをうまくとることができなくなります。

精密検査などで脳に異常が見られない場合は、

耳の不調を考える必要があると思います。

 

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