音の伝達通路は2系統ある

2014年11月2日

音が聞こえるメカニズムからの続きです。

 

 

中耳から伝わってきた空気の振動は、

内耳の「蝸牛」で電気信号に変換されます。

蝸牛は名前の通りカタツムリの殻のような形をしています。

内部は2階建てになっていて、

上段は「前庭階」

下段は「鼓室階」といいます。

上段と下段の間に「蝸牛管」という膜でできた管があります。

前庭階と鼓室階には外リンパが、蝸牛管の中には内リンパが

それぞれ入っています。

蝸牛管の上部には「ライスネル膜」下部には「基底板」という膜があります。

基底板の上には振動を感じる感覚細胞があり、

蝸牛神経(聴神経)とつながっています。

 

耳小骨(アブミ骨)が伝えた空気の振動は、前庭窓から蝸牛内部へ進入します。

すると前庭階を満たす外リンパが波打ち、基底板をゆらします。

音の高低によって揺らす場所が変わり、

高い音は蝸牛管の手前の基底板を揺らし、低い音は奥の基底板を揺らします。

 

基底板の揺れを感覚細胞が受け取り電気信号に変換しています。

この電気信号は蝸牛神経を通って、大脳の聴覚野に伝わっていき、

大脳の聴覚野によって、はじめて言葉や音楽などの「音」として

認識されます。

 

聞こえのメカニズムは、

音を伝える外耳から中耳までの「伝音系」と

音を感じる内耳・聴神経・脳までの「感音系」でなりたっています。

聴力検査で2種類あるのはこのためです。

これら2つの伝導路でどこかトラブルが起こると

耳鳴りや難聴がおきてしまいます。

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