不眠と食欲不振にさせた耳鳴りと難聴の鍼灸治療　【症例】

症例

耳鳴り、難聴

患者

男性　２３歳　愛知県名古屋市港区

来院

２０１４年２月

症状

耳鳴りと難聴に悩まされ精神的にどんどん落ち込んでいき、
食欲不振と次第になっていき、耳鳴りの音が原因で寝付くことができず
不眠症状に悩まされていた。
処方された薬も効果を感じられなく途方に暮れていたところで
鍼灸を勧められて当院を受診した。

治療内容と経過

治療のポイントとして４点掲げました。

• 耳の環境を良くする
• 鼻炎症状もあったので炎症を抑える。
• 精神的にも身体的にも興奮しているのでリラックスできるように促す。
• 頭など全身の筋肉のコリを緊張させる。

同時に治療した症状

食欲不振、不眠

使用した主なツボ

耳、鼻、ノド、肝臓、小腸、大

首と肩周辺の筋肉、

※反応点治療のツボに基づく

考察

聞こえに関するトラブルの主役は耳となります。
ただ、本当に耳だけが原因かと言われると周辺の鼻やノドの粘膜の状態と
からだの抵抗力や免疫力を担当する胃腸の働きも治療の対象になると考えています。
そして、耳鳴りに悩まされている時期が長くなればなるほど、
こころとからだ両方に負担が掛かりよりダメージを受けます。
その結果、食欲が減退したり、音が耳から離れなくなり寝付くことができずに
不眠状態に陥ってしまいます。
このような状態だと症状が改善されるキッカケがつかめません。
悪い流れを断ち切るために本人が感じている不調から改善をはかり
精神的なゆとりをうむことに意識を置いた。
初回の治療後から食欲不振は改善されて本人にゆとりができ、
精神的に落ち着いていった結果、症状がドンドン改善されていき
本人も苦痛から開放されていき、表情が明るくなってり回復を実感することができた。

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