前回の記事「難聴と耳、たけちはり灸院の鍼灸治療についてのおさらい」の記事では
難聴を一例にたけちはり灸院ではどんな治療をしているかの紹介をしました。
今回は耳鳴りと耳閉感について学んだことをお伝えしますね。
お伝えしたいことは3つあります。
1.はじめに耳鳴りの原因を考えてみましょう!
キーン、ミーン、ジー、ザーザー
耳鳴りがするといってもその音の性質は人それぞれ感じるものがちがいます。
では、耳鳴りはなぜ起こるのでしょうか?
耳鳴りとはそもそも耳の中で音が聞こえる状態の事です。
音の発生が耳の中で起こる場合
外耳では耳垢や異物が入り込んで詰まったり
中耳では鼓膜についている筋や耳小骨を調整する筋に異常があったり
内耳ではリンパ液で満たされていますが、リンパ液の環境に問題があったりします。
また、耳の周囲の筋肉の収縮や血管雑音が原因の場合もあります。
2.つぎに耳閉感はどうやっておこるのでしょうか?
中耳にある耳管という鼻ノドと耳をつなぐ管はいつもは閉じていますが
あくびをしたりつばを飲み込むなど耳抜きをすると開きます。
この耳管が常に開いていたり、または開かなかったりするとき
耳の中の空気圧が調節できないことで鼓膜が外側に出っ張ったり
内側に引っ張られることで鼓膜が正常なはたらきができず耳閉感が生まれます。
また耳小骨についているアブミ骨筋や鼓膜についている鼓膜張筋という
筋肉のトラブルがあるときも鼓膜が正常にはたらかないので耳閉感が生まれます。
3.ではたけちはり灸院で耳鳴りや耳閉感に対しどんな治療をしているかというと
耳に対しての基本的な治療の取り組みとして
外耳、中耳、内耳のツボにハリやお灸、ローラーはりで刺激を加えて
皮ふの弾力をよくします。
からだの状態が変わっていくと皮ふの弾力も強くなっていきます。
その目的は内耳の蝸牛にあるリンパ液の循環をよくしたり
鼓膜の緊張をゆるめたりするためです。
隠れたとても大切なポイントは
おなかや背中にある臓器や筋肉のツボの状態をよくすることで
疲れが溜まりやすかったり、免疫力が低いからだを改善し
間接的にですが耳がはやく治るようにからだの底上げをしていきます。
これらの治療をつづけていくことで
わたしたちと一緒に元気になりましょう!
年内は12月29日、30日、31日の午前の部
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