どっちが先なんですか?

めまいやふらつきが起こるとしばらくすると気持ち悪くなる

ひどいときには嘔吐してしまう・・・

そんなお悩みの方いらっしゃいます。

 

sick_memai

 

 

めまいやふらつきが起こるとなぜ気分が悪くなるのでしょうか?

小さいころから乗り物には弱く、ジェットコースターなんて

とんでもないという方いらっしゃいますね。

そんなときによく言われるのが、

「三半規管が弱いから」

なぜ、三半規管が弱いと気持ち悪くなるの?

という疑問には答えられる人は少ないと思います。

三半規管の働きが乱れるだけだったら、

めまいやふらつきが起こるだけで気持ち悪くなることはないはずです。

では、何が起こっているか?

急激な平衡感覚の異常は生命維持機能に働きかけます。

体としては平穏を保とうとします。

ただし、限界を超えてしまうと自律神経という

生命維持機能に緊急事態を伝えます。

なによりも平衡感覚という生命維持の回復を真っ先にします。

その結果、胃腸を含めた内臓の活動は一時的にとまります。

体の筋肉は緊張します。

そのほかでいうと冷や汗や脈をうったりして動悸をおこしたりします。

体にとっては異常事態、戦闘態勢であるといます。

 

一刻もはやく平穏な状態を保つには

・耳の周りをさする。

・みぞとちのちょっと上をさする。

このさすり動作で急場をしのげると思います。

 

吐き気などがめまい・ふらつきが限度を超えた時におこります。

 

昔っからそうだったという方、

体質を根本から変えることができれば不快な悩みからサヨナラできる可能性があります。

そんなときには鍼灸治療が大いに役立ちます。

関連記事

めまいが起こったひとのからだの特徴ってあるんです。

  たけちはり灸院で治療させていただく患者さんで、 めまいがおこりやすいひとにそれぞれ体で起きている特徴的な症状があります。 統計的なデータは取っていませんが、カルテなどを見直したときに共通な症状が現れることあ[…]

[» 続きを見る]

めまいの種類・・・立ちくらみ(眼前暗黒感、クラクラ感)

立ちくらみ(眼前暗黒感、クラクラ感) 症状として ・立ちくらみ ・目の前が暗くなる ・気が遠くなる これらは、 多くの場合が起立性低血圧が原因と言われています。 ただ、耳鼻科や脳神経外科での検査で異常がなくて、 薬を飲ん[…]

[» 続きを見る]

生命にとって危険なめまい・・・2

前回の続きです。 脳の疾患では脳腫瘍は出血や梗塞ほどの緊急性はありませんが、 危険なものに入ります。 特に聴神経腫瘍のめまいはメニエール病と 紛らわしい場合があります。 めまい以外に脳の病気を強く疑わせる症状に注意が必要[…]

[» 続きを見る]

内耳炎のめまい

中耳炎の状態が時に、 隣接した内耳(蝸牛、三半規管、耳石器官)に炎症が波及し、 難聴、耳鳴り、めまいを起こします。 めまいの症状で有名な「メニエール病」の病態は 内リンパ水腫(内リンパ液が内リンパ腔内に正常以上にたまる状[…]

[» 続きを見る]

めまいが治っても・・・ 不安はとれません

  めまいを一度経験されて改善した患者さんから時々お聞きするのですが、 めまいが治っても日常のいろんな場面で不安や怖さが出ることがあるということです。 例えば、 「スマホ画面のスクロールをパパッと早くやったとき[…]

[» 続きを見る]