ぐるぐるめまいは当たり前
ある患者さんにとっての当たり前のことだそうです。
目を閉じて眠りにつこうとすると途端にぐるぐる~っと回り始めるそうです。
そのままでいても、眠りにつくどころがますます、
目が覚めてしまうので睡眠導入剤が手放せないそうです。
普段も台所でのご飯の準備の最中とか洗濯物を干したりしているときや
スーパーでの買い物をしていると陳列棚がねじれ曲がっているように
見えているとのことです。
検査をして耳や脳には異常がないので本人はとても苦しめられます。
めまいが続くという時は自律神経の働きを阻害します。
自律神経というのは意志とは無関係に血管や内臓などを支配しています。
平衡感覚と自律神経というのは互いに作用しあっているので、
平衡感覚に異常がでると自律神経の働きが普段と逆の働きを起きてしまいます。
吐き気がしたり、気持ち悪くなったり(悪心)、冷や汗、
血の気がひいていくなどを伴います。
このようにめまいと自律神経はとても深い関係にあります。
改善するまでにもうちょっと時間がかかりそうですが、
少しずつ良くなっているのを自覚されていると思います。
一緒に元気になりましょう。
頭痛の前兆としてめまいが起こることもありますし、 両方、伴って起こる場合があります。 注意しなくてはならない症状は めまい以外に視野障害、構音障害(ろれつが回らない)、 耳鳴り、聴力障害、複視、知覚異常、意識障害などが伴[…]
聴神経は 「きこえ」の蝸牛神経と「からだのバランス」の前庭神経からなります。 なかでも、前庭神経に腫瘍ができやすく聴神経腫瘍や前庭神経鞘腫とよばれます。 これらは、良性の腫瘍ですが、半規管を栄養している細い血管を急激に […]
前回の続きです。 脳の疾患では脳腫瘍は出血や梗塞ほどの緊急性はありませんが、 危険なものに入ります。 特に聴神経腫瘍のめまいはメニエール病と 紛らわしい場合があります。 めまい以外に脳の病気を強く疑わせる症状に注意が必要[…]
立ちくらみ(眼前暗黒感、クラクラ感) 症状として ・立ちくらみ ・目の前が暗くなる ・気が遠くなる これらは、 多くの場合が起立性低血圧が原因と言われています。 ただ、耳鼻科や脳神経外科での検査で異常がなくて、 薬を飲ん[…]
めまいを一度経験されて改善した患者さんから時々お聞きするのですが、 めまいが治っても日常のいろんな場面で不安や怖さが出ることがあるということです。 例えば、 「スマホ画面のスクロールをパパッと早くやったとき[…]