耳鳴りが強い時、首や肩もぱんぱんにこっています

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たけちはり灸院の武智です。

鍼灸治療をしていると患者さんから首や肩がこっているんだけど、耳鳴りと関係あるんですか?と質問されることがあります。初回の問診・検査の時にもだいたい発見できます。なかにコリの自覚のない人もいるのでつどお伝えしています。

耳鳴りと首・肩のこりの関係性と鍼灸治療による改善方法

 

1. 肩こりや首のこりが耳鳴りを引き起こす可能性

首や肩の筋肉のこりが、耳鳴りを引き起こすことがあります。筋肉の緊張やこりが神経や血管に影響を与えることで、耳鳴りを感じることがあります。また、肉滝的・精神的緊張が続いても血流が悪くなり、耳への酸素供給が不足することで耳鳴りが悪化することも考えられます。

 

2. 耳鳴りが筋肉のこりを引き起こす可能性

耳鳴りそのものがストレスや不安を引き起こし、その結果として筋肉が緊張し、こりを感じることがあります。耳鳴りが長期間続くと、その精神的・肉体的ストレスが首や肩の筋肉に影響を与え、こりを引き起こすことがあります。

 

3. 一日の終わりに耳鳴りが悪化する理由

一日の終わりに耳鳴りが悪化するのは、筋肉の疲労や緊張がピークに達するためです。仕事や日常生活のストレスがたまることで、首や肩の筋肉がより緊張し、その結果として耳鳴りが強くなることがよくあります。

 

解消のポイント

鍼灸治療で首や肩、背中の筋肉をほぐす

鍼灸治療で筋肉をほぐしてもらうのも大切ですが、一日のなかで短時間のストレッチやマッサージが効果的です。これにより筋肉の緊張を和らげ、血流を改善するタイミングを増やします。
具体的には、僧帽筋、胸鎖乳突筋、斜角筋、肩甲挙筋などが重要なポイントになります。

 

 

鍼灸治療で顔の筋肉をほぐす

顔のストレッチやマッサージも耳鳴りの軽減に役立つことがあります。
具体的には、側頭筋、咬筋、舌骨上筋、舌骨下筋とかが重要なポイントになります。

鍼灸治療で内耳の循環よくする

耳鳴りと内耳の循環不良には密接な関連があります。内耳の血流を改善することで、耳鳴りの軽減が期待できます。

 

リラックス法の実践

意図的にヨガや深呼吸、瞑想などのリラックス法を取り入れることで、全身の筋肉の緊張を減らし、ストレスを軽減します。

 

まとめ

耳鳴りと筋肉のこりは相互に影響し合うことがあります。どちらが先に起こるかは個々のケースによりますが、筋肉のこりを解消することで耳鳴りが軽減する可能性があります。適切な対処法を取り入れることで、症状の改善の期待値をあげることが期待できます。

 

 

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